目指せ 可愛いおばちゃん
私が目指したい「可愛いおばちゃん」
今日、仕事先で年齢の話になった。
「私、57歳ですよ」と言ったら、「えーー!若く見えるわね!50歳にもなってないと思ってた!」と言われた。
「うそーーん!それは言い過ぎですよーー!もうじき還暦ですよ!」なんて返したけれど、悪い気はしない。
ありがたいことに、昔から実年齢より若く見られることはわりと多い。少しだけね(笑)でも、世の中には本当に若く見える人がいる。
以前勤めていたスーパーに、それはそれはキレイな女性がいた。当時、私は40代前半。その人も同じくらいの年齢だと思っていたら、なんと還暦!本当にびっくりした。
しかも、ただキレイなだけじゃない。仕草や話し方、ちょっとした言動まで可愛らしい人だった。
男性社員もお客様も、その人には何だか特別優しい。
「あのーー、ここにも若干若いのがおりますけどーー!」と、心の中で思ったものだ。
もちろん、誰もこちらを見向きもしない。まあ、仕方ない。あの人は本当に魅力的だった。
そして、もう一人。私には大好きなおばちゃんがいる。
以前の職場で一緒だった人で、先日ばったり再会した。気がつけば、小一時間も立ち話をしていた。
この人、とにかく人の悪口を言わない。物腰が柔らかくて、ちょっと天然。今どき珍しく、スマホも持っていない。
そして、人の話を本当によく聞いてくれる。ただし、話したことをあんまり覚えてくれてはいない。そこがまた、この人らしい。
何を話しても穏やかに聞いてくれるし、一緒にいると何だかほっとする。
とにかく大好きなおばちゃんである。
こんなふうに年齢を重ねられたら、素敵だなと思う。
さて、一方で。
25年間スーパーで働いてきた私は、実にいろいろなおばちゃんたちを見てきた。
人の悪口ばかり言う人。自分のやり方が絶対に正しいと思っている人。相手によって態度を変える人。何かにつけて偉そうに物を言う人。
残念ながら、そんな人が本当に多かった。むしろ、そんなおばちゃんばかりだったような気さえする。
だからこそ、先ほどの二人のような女性が、余計に素敵に見えるのかもしれない。
そして今、短時間の仕事でいろいろな職場に行くようになって、またまた強烈なおばちゃんに遭遇した。
仕事のやり方について、あれこれ細かく指示を出す。それだけならまだしも、お客様にまでずいぶん強気な物言い。
「私に嫌われたら、ここに来れませんよーー!」なんて言っているのを聞いて、思わず耳を疑った。
えっ、お客様にそんなこと言っていいんだ?
25年間接客業をしてきた私には、なかなか衝撃的だった。
今日、一緒になった別の短時間スタッフさんが、やんわりと「そこそこで、直し方ややり方がありますもんね」と言った。
私はすぐにピンときた。「ですよねーー!」
すると、その人も「あの水色の人がですね……」
ああ、やっぱり!
名前を出さなくても、服の色だけで誰のことかわかってしまう。なかなかのインパクトである。
年齢を重ねると、その人の生き方や性格が、言葉や態度に出てくるのかもしれない。
同じ年齢を重ねるなら、私はやっぱり、あの二人のようになりたい。
キレイで可愛らしかった還暦の女性。そして、いつも穏やかで、人の悪口を言わない大好きなおばちゃん。
見た目がキレイかどうかはさておき、仕草や言葉に可愛らしさがあって、周りの人が自然と笑顔になるような人。
若く見られるのも嬉しいけれど、それだけじゃない。年齢を重ねても、愛嬌があって、一緒にいるとほっとするようなおばちゃん。
そんな人になれたらいいなと思う。
目指せ、可愛いおばちゃん!
還暦まで、あと3年。まだまだ修行が必要そうである。
