元スーパーの店長半年ぶりにレジ業務へ
25年間勤めたスーパーを辞めて、約半年。
まさか、またスーパーのレジに立つ日が来るとは。あれだけ仕事に疲れ果てて辞めたのに、タイミーで申し込んだのは、なんとスーパーのレジ。我ながら、何を考えているんだろう。
でも、ちょっと試してみたかった。長年やってきた仕事。今の私にも、まだできるのかな? そんな気持ちもあった。
そして迎えた勤務当日。
久しぶりのレジだったけれど、いざ始めてみると、意外と体が覚えている。商品を通して、お会計をして、次のお客様へ。
あら、普通にできるやん。
そりゃそうだ。25年もスーパーにいたんだから。
そして、何より嬉しかったのが、職場の方からのひと言。
「かなりのベテランさんですよね?」
えっ、わかります?
そうなんです。実は私、かなりのベテランなんです。
……とは言わなかったけれど、心の中ではすっかり有頂天。単純なおばちゃんである。おばちゃん一見するとおとなしめに見られ何もできないように見られがち だから初見で入った時、案内してくれたスタッフからも レジ経験ありますよね?と疑いのような目を向けられた気がする(笑)
それが あの言葉を言われ どう?こんな逸材だとは思わなかったでしょーーなんてね
でも、こうやって仕事ぶりを認めてもらえるのは、やっぱり嬉しい。
そして、もうひとつ気づいたことがあった。
責任者じゃないって、こんなに気楽なんだ。
以前なら、レジに立っていても店全体のことが気になっていた。人手は足りているか。誰か困っていないか。何かトラブルは起きていないか。いつも頭のどこかで、そんなことを考えていた。
でも、今日は違う。
私の仕事はレジ。それだけ。
店全体を心配する必要もなければ、何もかも自分で背負う必要もない。知らないことは、知らないと言えばいい。
なんて気楽なんだろう。
ただし、4時間ぶっ通しのレジは、さすがに疲れた。長年の経験があっても、体力は別問題。しかも ぶっ通しの上にほぼ放置
ふと前職のレジ担当のことを思いだす。それはそれは何て言うか 黙ってレジ打てそれが仕事やろとは思っていても言えなかった元店長(笑)やれレジは離れられん 気をきかして交代しに来いだの 売り場でメーカーと仕事の話をしていてもレジが大変なのに 何しゃべっとるだの キーキーうるさかったなーー田舎のボス猿さん。
こちらのお店 店長さん4時間の間にお見掛けいたしませんでした
「こちとら ぶっ通しやぞ 交代しにこいや」
などど私は言いません( ̄^ ̄)
と そんな事を思いだしながら 黙ってもくもくと、レジをする社員って売り場側からしても ホント助かるでしょーーよー
でも
5時間は無理だな。うん、4時間が限界。
それでも、勤務を終えたとき、不思議と気持ちは明るかった。
仕事を辞めてから、どこか自信をなくしていた私。正社員の仕事を失い、自分はもうダメなんじゃないかと思ったこともあった。
でも、今日わかった。
私、まだちゃんと働けるやん。
しかも、以前のように何もかも背負わなくてもいい。25年間の経験は、辞めたからといって消えてしまうわけじゃなかった。
たった4時間のレジ勤務。でも、私にとっては、ちょっと大きな4時間になった。
そして、すっかり気をよくした元店長。
このあと、もう一度このスーパーのレジに立つことになる。そこで待っていたのは、焼酎のくびりや、のし紙をめぐるバタバタ騒動。
でも、それはまた次のお話。
