覚悟して行ったら拍子抜けした話

 


今日はいつもの、とあるゴルフ場へ。今回は初めて、グラス洗いがメインのお仕事。

正直、行く前からある程度の覚悟はしていた。というのも、ここの洗い場には、なかなか手強いおばさまたちがいらっしゃる。

以前からネチネチと細かいことを言ってくる人もいれば、気分によって態度が変わる人もいる。そう、あの水色おばさんもいらっしゃる場所である。

今日は3時間半、何を言われることやら。

まあ、何か言われても「はーい、はーい」で受け流そう。そんな気持ちで出勤した。

ところが、あれ?

なんだか今日は様子が違う。いつもはうるさいおばさまが、妙に優しい。

しかも、洗い物をしている私に、

「あなた、頑張るわね」

と声をかけてきた。

えっ!? 今、何とおっしゃいました?

思わず耳を疑った。もちろん、褒めてもらえるのは嬉しい。でも、あまりにも予想外だったもので。

さらに、もうひとり。こちらも以前から細かいことを言ってくる、あの水色おばさん。

途中で私の仕事ぶりをチェックしにいらっしゃった。

おっ、来た来た。

そこで私は、低姿勢に「はい、これはどうしたらいいですか?」と確認してみた。

すると、

「あらーー、適当でいいのよ」

ですって。

えっ? 適当でいいんですかーー!

いつもそれくらいでお願いしたいものです。

そんなこんなで、今日は拍子抜けするほど平和だった。

とはいえ、仕事はなかなかハード。3時間半、ひたすら洗い物。洗って、洗って、また洗って。

ただ黙々と洗っていたわけではなく、自分なりに段取りも考えた。どうすれば効率よく片付けられるか。次は何を洗うか。少しでもスムーズに進むように、頭も使いながら手を動かす。

それでも、さすがに3時間半。

きつかったーー!

終わった頃には、もうクタクタ。でも、不思議なもので、今日は嫌な疲れ方ではなかった。

仕事そのものはきつかったけれど、ネチネチ言われることもなく、むしろ褒めてもらえた。これだけで、ずいぶん違う。

やっぱり仕事って、仕事内容だけじゃないんだなと思う。同じ3時間半でも、あれこれ嫌味を言われながら働くのと、気持ちよく働けるのとでは大違い。

もちろん、今日優しかったからといって、次回もそうとは限らない。何しろ、気分屋のおばさまたちですから。

次に行ったときには、またいつもの調子に戻っているかもしれない。

でも、今日は今日。体はクタクタ。でも、気分は悪くない。

こんな日もあるんだなーー。

それにしても、あの水色おばさんの「あらーー、適当でいいのよ」。

次回もぜひ、その方針でお願いいたします。

できれば、水色の日も、それ以外の日も!

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